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大人の疾患

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Adult Diseases

過活動膀胱

膀胱の収縮が過剰に起こり、急な尿意を頻繁に感じる状態です。水に触れたりドアノブに触れたりすると切迫した尿意を感じる方も多いです。40代以上で男女ともに増えていきます。薬物療法、膀胱訓練、骨盤底筋体操、ボツリヌス療法などが有効です。

膀胱炎

膀胱の細菌感染症で、外尿道口から細菌が入り込みやすい女性に多く見られます。急な頻尿、排尿痛、血尿などの症状が特徴です。抗菌薬による治療を行います。腎臓へ感染が波及することがありますので、市販薬等で対処することはお勧めしません。閉経後の女性においては膀胱炎を繰り返しやすくなり、抗菌薬の効きにくい耐性菌も増えてきますので、尿の培養検査や適切な抗菌薬の選択が大切です。

膀胱癌

肉眼的血尿や尿潜血、時に排尿痛や頻尿などをきっかけに見つかることがあります。広く普及している腫瘍マーカーはなく、疑わしい場合は膀胱鏡検査が必須となります。発癌には喫煙が危険因子として知られています。進行癌ともなると膀胱を全摘しなければならないこともある悪性疾患であり、早期発見・早期治療が重要です。

前立腺炎

急性前立腺炎は前立腺の細菌感染症です。膀胱炎の症状に似ていますが、時に高熱を伴います。抗菌薬による治療を行います。慢性化すると、骨盤の痛みや排尿の違和感などが持続する場合があります。明らかな感染の原因や所見がなく、会陰部・下腹部等の違和感が持続する場合は、慢性前立腺炎・骨盤痛症候群と診断されることもあります。

前立腺癌

前立腺に発生する悪性腫瘍です。進行癌でない限り、症状は伴いません。有名な腫瘍マーカーであるPSA(prostate specific antigen: ピーエスエー)は自治体のがん検診でも測定できます。一般的にPSAが高い場合は、まず前立腺のMRIを撮り、そこで癌を疑う所見がある場合は、前立腺の生検を行います。

前立腺肥大症

中年以降の男性によく見られ、前立腺が肥大し尿道を圧迫することで、尿勢の低下や頻尿、残尿感などを生じます。内服薬による薬物療法、手術療法が有効です。良性の疾患であり前立腺癌とは明確に区別されますが、前立腺の肥大があるために前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAが高値を示すことはあります。PSAの値の解釈には注意が必要です。

腎腫瘍

腎臓の腫瘍は症状を伴うことは少なく、超音波やCTで偶然見つかることが多いです。サイズにもよりますが腎腫瘍には良性腫瘍も一定の割合で含まれますので、CTやMRIなどの詳しい画像診断で良性と悪性の見極めを行います。腎臓癌に特定の腫瘍マーカーはありません。腎臓癌などの悪性腫瘍と判断できない場合は、その後も定期的に画像検査を行いその経時的な変化に注目します。

尿路結石

腎臓にできた結石(腎結石)が、細い尿管に落ちて詰まる(尿管結石)と強い痛みを生じます。時に血尿や頻尿、痛みが強い場合は嘔吐を伴うことがあります。レントゲンやCTで評価を行います。5mm以下の小さな結石は自然に出ることが期待できますが、結石が尿管内で移動しない場合は衝撃波や内視鏡によって砕きます。腎結石も膀胱結石もサイズが大きければ破砕の対象となります。尿酸結石という特殊な成分のみ薬物療法で溶かすことができます。

腎盂腎炎

腎盂(じんう)という腎臓の内部の細菌感染症です。突然の高熱と片側の背部痛で発症します。血尿・頻尿の排尿症状を伴うことがあります。採血・採尿、時にCT検査等の精査を要し、速やかな抗菌薬治療が必要です。治療が遅れると、腎臓内に膿が貯まる腎膿瘍や全身性の感染症である敗血症に発展するおそれもあります。

男性更年期障害

LOH(late-onset hypogonadism: ロー)症候群とも呼ばれます。男性の加齢に伴い、男性ホルモンとして知られるテストステロンが低下することで引き起こされる一連の症状のことをいいます。40代以降の男性で発症します。疲労感・睡眠障害・関節痛や筋肉痛などの身体的症状、抑うつ・イライラ感や不安感・集中力や記憶力の低下などの精神的症状、性欲低下や勃起不全の性的症状など、多岐にわたります。ホルモン補充療法や漢方薬などの薬物治療が有効です。ホルモン補充療法には前立腺癌のリスク評価も必要であり、泌尿器科での治療をお勧めします。