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症状解説

症状解説

Symptoms

排尿の痛み

肉眼的血尿や尿潜血、時に排尿痛や頻尿などをきっかけに見つかることがあります。広く普及している腫瘍マーカーはなく、疑わしい場合は膀胱鏡検査が必須となります。発癌には喫煙が危険因子として知られています。進行癌ともなると膀胱を全摘しなければならないこと尿混濁もあれば尿路感染症がである可能性が高く、女性であれば膀胱炎、男性であれば前立腺炎が代表的な疾患です。頻尿や残尿感を伴います。外尿道口(尿が外に出るところ)から膿や分泌物が出る場合は、尿道炎であり性感染症の可能性もあります。膀胱結石や尿管結石も排尿痛を自覚することがあります。

頻尿

尿の間隔が短い・排尿の回数が多いことを頻尿、就寝中の回数が多いことが夜間頻尿といいます。膀胱炎などの尿路感染症でも頻尿になりますが、慢性的な頻尿において最も多く見られるのは前立腺肥大症や過活動膀胱です。また飲水が標準量より多い場合も、おのずと尿量が多くなり頻尿となります。多飲多尿という状態であり、糖尿病・尿崩症・電解質の異常などが隠れていることもあります。また夜間の尿量増加には睡眠時無呼吸症候群や足のむくみが影響していることがあります。寒冷刺激は頻尿を悪化させますので、冬に向けて頻尿は増悪する傾向がありますが、夏の夜間の冷房にも気をつけましょう。

陰嚢の痛みや腫れ

中年以降の男性によく見られ、前立腺が肥大し尿道を圧迫することで、尿勢の低下や頻尿、突然の陰嚢の腫れや痛みはまとめて急性陰嚢症と呼ばれます。陰嚢の腫れと痛みや発熱を伴う場合は精子の通り道の感染症である精巣上体炎、男子・若年男性において急な陰嚢痛を生じる場合は精巣捻転症、痛みが目立たず腫大してくる場合は陰嚢水腫・精液瘤・精索静脈瘤や精巣腫瘍の可能性を考えます。特に精巣捻転症や精巣腫瘍と診断された場合は迅速に治療する必要があります。陰嚢に関する症状は自己判断で放置するのは危険です。残尿感などを生じます。内服薬による薬物療法、手術療法が有効です。良性の疾患であり前立腺癌とは明確に区別されますが、前立腺の肥大があるために前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAが高値を示すことはあります。PSAの値の解釈には注意が必要です。

背部・下腹部の痛み

背部痛や下腹部痛を起こす代表的な泌尿器疾患は尿路結石症です。背中から下腹部に移動する痛みが特徴的です。高熱を伴う片側の背部痛は腎盂腎炎を疑います。また下腹部痛は膀胱炎や前立腺炎でも生じます。

失禁

意図せず尿が漏れてしまうことを尿失禁といいます。トイレに間に合わずに漏れてしまうことを切迫性尿失禁、立ち上がったり歩いたりするときに漏れることを腹圧性尿失禁といいます。過活動膀胱や骨盤底筋の衰えによって生じます。薬物治療や骨盤底筋体操などの運動療法が有効です。

陰茎・包皮の痛みや腫れ

包茎のご高齢の方や小児男子に多いのが、亀頭包皮炎です。抗菌薬の内服・軟膏を使いつつ、繰り返す場合は包茎の外科的治療を行うことがあります。陰茎に特徴的な発疹や硬結ができる場合は性感染症を疑います。

血尿

尿検査で指摘される血尿を顕微鏡的血尿、見た目でわかる赤色や茶色の血尿は肉眼的血尿と言います。健診で指摘される「尿潜血陽性」には、厳密には血尿以外にもミオグロビン尿やヘモグロビン尿を含みます。血尿は膀胱炎や尿路結石症でも経験しますが、痛みや頻尿を生じずに肉眼的血尿だけが出た場合は、尿路のがんなどの可能性もありますので詳しい検査が必要です。比較的若い方や運動後の肉眼的血尿は特発性腎出血の可能性もあります。肉眼的血尿は一時的なものであっても、放置せずに泌尿器科を受診するようにしましょう。

性欲の減退・勃起力の低下

男性は40代以降徐々に男性ホルモン(テストステロン)が低下していきます。勃起・射精等の性機能の低下や倦怠感、抑うつ、身体的な愁訴を伴うようになった場合は男性更年期障害を考えます。また若年者でも心理的要因、自慰による過剰な刺激等で勃起不全(ED)になることがあります。薬物療法で改善すれば自信を取り戻すこともでき、最終的には薬物療法から離脱することも可能です。ひとりで抱え込まずにお気軽にご相談ください。